全国の猪飼さん
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2005年4月8日更新
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養豚家の Prologue
養豚家を自認している私は,小学校のころから級友にからかわれた。大人になったいまでも,祖先の方はイノシシを飼っていたのですか,と真面目に質問するアホがいる。
猪飼という姓は明らかに職業を表わしている。中国語では養豚家を意味している。中国人に対しての自己紹介後に,「我祖先大概是從大陸搬来的,干養豬的活児。」と言うとたいがいは大笑いする。
わたしは日中の文化史についてはさっぱり詳しくないが,やはり渡来人の家系であろう。たぶん一家族ではなく,この集団は日本では当時の先端技術の保持者として遇されたのかもしれない。したがって全国の「猪飼さん」がすべて同じ祖先を有する一族とは思わないが,文化的にはなんらかの関係があったと思う。
私は親とともに京都から東京へ越してきたので,東京では猪飼を正しく「イカイ」と読めない人だらけだった。いちいち直すのも面倒なので,「イガイ」,「イノカイ」,「イノガイ」,「イノカウ」,「イノシシカイ」,「ウカイ」,「イヌカイ」と呼ばれても,自分のことだと分かるときはそのまま対応してきた。小学校のころは,「上から読んでも下から読んでも同じ。」とよくからかわれた。
当時住んでいた世田谷の経堂には猪飼さんは一軒しかなかったので,郵便の住所が違っていても間違いなく届いた。そのうちもう一軒の猪飼さんが増えて,その家宛の郵便物がよく間違って届くことがあった。わざわざ届けても,そこの人にはほとんどお礼を言われることがなく,子供心にも「郵便の中身を見たと疑っているな。」と感じ,いつの間にかしばらく放置しておいて,ついでがあるときに郵便ポストに戻すようになってしまった。悪いことをしたと思っている。
親父はとっくに他界したが,墓は京都市内にある。寺は観光寺ではないので,国宝級の書画骨董類が置いてあっても,極めて静かである。この寺には何軒かの猪飼さんの墓がある。先祖代々の墓で,墓石はなかでもいちばん古いほうである。
子供の頃から墓参りに京都に行くと,猪飼という名前の看板がある商店が多く見受けられ,やはり自分は京都人だなあ〜ッ,と実感させられた。その中でも猪飼肉店などは,技能集団の職業をまだ忠実に守っているということで,族長になる要件を備えているなどと考えたりした。
家の子供たちも,京都に修学旅行に行って,猪飼をいう看板をたくさん発見してrootを感じたようである。
ということで,全国の猪飼さんが公開しているsiteやpageへのlinkをここに置いて,root探しをしたい人の助けになるようにしたいと思う。
以下,Google等で索引した主な猪飼さんの個人名が特定できるpageのlistである。猪飼さん個人(公人)の意思で内容を公開しているsiteは非常に少ない。
Linkは原則として本人の意思でpageがあるところに張るようにしている。役所・学校・団体などの公式site内の単なる紹介pageなどについては,情報だけにしてlinkを張る予定はない。
Skype IDは猪飼という名前を公開している人が登録されている。
ところでなぜ私が「イカイ」をローマ字で[YIKAI]と書いているかというと,下記の猪飼祥夫先生もそうであると思われるが,ローマ字で[IKAI]と書くと,下記の猪飼篤先生が使っておられるように,外国人からしばしば[aikai]と呼びかけられて,自分のことだと気がつかなかった,という失態をしでかしたからである。
[IKAI]を[aikai]と読まれて通すか,[YIKAI]を使うかは各人の考え方である。ちなみに私は名刺・論文すべてに[YIKAI]を使っている。大陸の中国語の標準語の標記法では,語頭の[I]は[YI]と書くようになっている。私はこの方法を援用させて頂いた。
全国の猪飼さんのsiteとそこへのLink(順不同)
個人のsiteおよび組織内で本人が自由に使えるように割り当てられたpage
猪飼某さんのprofileを紹介したpage(基本的にlinkは張っていない)
商売のsite(気が向いたらlinkしてある)