日中学院校友会第19回中国旅行報告(2015年)
黄河中流域の自然を訪ねる旅


 2014年度の校友会第19回中国旅行は,標高2,000m強の華(Huà)山にロープウェーで登る関係で,現地の気温が高くなる2015年度に入った2015年4月10日から16日まで催行しました。 参加は引率者を含めて15名でした。大型バスが入れないところが多いので36人乗りの中型バスでしたが,添乗員と現地ガイドを含めて17人がゆったりと座ることができました。
 旅程は黄河中流域の見所を,上流から下流へと移動しながら回ることにしました。 世界遺産に登録されている場所は一つもありませんでしたが,変化に富む魅力的な黄河中流域の自然を十分に堪能できたと思います。
 ちなみに第2代日中学院長の藤堂明保先生の学位論文『漢字の語源研究』(1963年,学燈社刊)によると,「河」という字は一字で黄河を表し,カギ型に曲ったことを形容する音符「可」に水の意味を表わすサンズイを付けたものだと説明されています。
 黄河はオルドスの地を迂回するように3回カギの手に曲っています。 今回訪れた所は最後にL字型に曲る部分で,まさに「河」の字が成り立った由来の地です。 なお,黄河はその後「河水」と呼ばれました。


・旅行名:「黄河中流域の自然を訪ねる旅」
・訪問・宿泊先:運城市区(3泊)・吉県(1泊)・河津市・永済市・華陰市(1泊)・霊宝市・三門峡市区(1泊)・澠(Miǎn)池県
・手配旅行社:日中平和観光(担当・添乗:手塚美寿々)
・中国側受け入れ旅行社:洛陽王朝国際旅行社(担当・ガイド:徐晟)
・pdf版の旅行報告は,2015年6月号の日中学院報に掲載されています。
・旅行報告以外の資料としては,説明書スライドが作成されました。

説明・報告を読む(pdf形式)
旅行説明 学院報旅行報告

・なお,旅行中に予備資料作成時の情報理解の間違いが,何点か見つかりましたが,原文はあえて修正してありません。HTML版の旅行報告で修正します。
・以下旅程にしたがって,訪問先等の報告と主要な写真を掲載します。なお,個人情報の漏洩を減らすため,顔が分かる写真は極力避けています。


HP版旅行報告

 旅行先の概略図(pdf形式)
4月10日 羽田発北京経由運城へ
4月11日 吉県へ,壺口瀑布
4月12日 河津へ,龍門村禹王廟龍門口,運城へ
4月13日 池神廟解池,永済へ,鸛鵲楼,華陰へ
4月14日 西岳華山西峰,霊宝へ,函谷関と函谷古道,三門峡へ
4月15日 三門峡ダム,澠池へ,黄河丹峡,運城へ
4月16日 運城発北京経由羽田に帰国



© 2015/5/1 日中学院校友会旅行担当理事 猪飼 國夫 記