誰でもnative並になれる
(C) 2005 Dr.YIKAI 2017年4月22日更新
中国語のfontが上手く表示できない人は注意書きを見よ
無謀計画
発音をnativeに近づけようという無謀な計画を立てた方へ
【発音をnativeに近づけるには】
☆ 計画は無謀ではない
- 中国語は発音ができれば,入り口は開いたも同然。
なにせ日本人は漢字を知っている。
せいぜい二百字くらいを新たに覚えれば,買い物には事欠かない。
- しかし,学校・講習会・通信教育など, 正規の学習だけで発音をmasterするのは不可能。
計画実現には,科学的な自助努力が必要。
☆ あなたはお幾つ?
- 6歳未満 → Nativeと同じ。
- 12歳未満 → 歌や会話・TVを聞き流すだけ。それで十分。
- 18歳未満 → 大勢いる学校でも可。正式に習えばすぐうまくなる。留学一年(ただし日本人がいないところ)という手もある。
- 25歳未満 → まだ,間に合う。きちっと発音を身につける最後のchance。積極的に先生に直してもらう。
- 26~29歳 → これまでの経験と人によって異なる。
- 30歳以上 → このsiteのお客さん。養豚家がこれまで歩いてきた道を歩いてもらう。
☆ 発音と発声は別に訓練する
- カラオケが上手い人は中国語が上手くなる。そりゃ声調(四声)は音楽だからさ,というのは間違い。
- 歌を唄ったり,有酸素運動する人は腹式呼吸がしっかりしていて, 横隔膜を押し上げながら音を出すので,中国語の母音や有 気音の発声に向いているのだ。
- じつは口先だけでチョボチョボしゃべるのに向いているのは,日本語。
英語も腹式呼吸で発声する。 日本語や朝鮮語などわずかな言葉が,横隔膜を動かさないで発声できる。
- だから,電車や食堂でお互いにしゃべっている中国人があんなに五月蠅いのだ。
- 英語や中国語の発音をnativeに近付けるには,腹式呼吸で発声する訓練は必須だ。
- 腹式呼吸はどうやって身に付けるかって? 椅子に坐っていてはだめ。歌を唄うときのように立つか,むしろ仰向けに寝るとよい。
【発音練習での誤解を知る】
☆ あなたはnativeを誤解している
- 「外国語だから,当然ながら発音はnativeに習うとうまくなる。 」多くの日本人はみなそう思っている。事実,山のようにある英会話学校の宣伝を見ると,
「なぜ,日本人は英語を話せないの?」
先生はネイティブスピーカーでなければならない。日本人の講師は絶対に不可。 |
ということが書いてある。アルバイトの外人を並べて,外国語の発音教育はできるという雰囲気を醸し出している。駅前に行けば,日本人は誰でも英語がペラペラになると誤解する人もいるだろう。
- でも,それは完全に間違った理解。 発音をnaitiveに習うには,自分の言語について(専門家としての)訓練を経た人に付かないと,日本人に習うよりずっと効率が悪い。
- できればanouncer,俳優,言語矯正司,言語や語学の学者・教員など。最低でも,標準的な発音を学校などで,習って身につけた人。
註:米英では,正しい英語の話し方の先生がいて,Hispanicや外国人business関係者に,上流社会に受け入れられる英語を教えている。映画My Fair Ladyを観よ。
- 発音を徹底的に直してもらえる環境に身を置かないと,卓球の福原愛選手のように18歳未満の間でなければ, 自然とnativeに近づくというのは無理。彼女の発音が急速に上手くなっていったのは,TVを見ていると分かる。
- 年取ってから中国や台湾に1,2年留学しただけで, 発音が流暢になることはない。やはり,改善する努力が必要。ただ,留学は,語彙や文化背景の習得に役に立つので,大いにすべきだが,年寄りは発音改善に期待してはいけない。
☆ Nativeに正しく接する
- Nativeにしかできないこと,nativeの方が断然有利なこと
- Nativeが聴いて分かる, 我慢できるかどうかを判断する。
- Nativeと同じ水準の発音かどうか判断する。
- Nativeにとって単語や用例が不自然でないか判断する。
- 文や句(子)の意味が正しく理解できるか, 文法(語法)上の判断をする。
- 多くの訓練を経ていないnativeは,発音については,我慢できればよしとする傾向がある。しかし,これでは永久にnaitiveに近づけない。
- Nativeに,自分と同じ水準かどうか常時判断してもらえれば, 試行錯誤の時間はかかるがnativeに近づける。でも効率は非常に悪い。中国人の嫁さんを持っているほとんどの日本人の発音を聴いて見よ。
なお,上記3と4の項は文書上でも判断できるので,発音が正しい必要はないが,必ずnativeに習うべき項目。
- 訓練を経ていない留学生など通常のnativeにはできないこと
- 発音のどこが悪いか具体的に指摘し,悪い発音も含めて手本となるこ と。
- 発音を直すための,息の出し方,唇の形,舌の形と位置,喉の具合,音の高低,音の大小,などの具体的指導。
- 最近の北京育ちの若い留学生の中には,声調(四声)の変化域が1/2 octave以下しかない人もいる。手本にすらならない虞がある。
☆ 外国語の発音を日本人は教えられない?
- そう思った時点で,自分自身の発音が永久に上達しないと,自分で認めたことと同じだ。そんな迷信を持っていると,いつまでもnaitiveに近づけない。
- 語学教育の訓練を経た人なら,日本人でも発音は教えられる。むしろ習った人のほうが,教えるのはうまい。
- 中国人なら訓練を経ていない北京生まれの人より,訓練を受けた上海や広東の人のほうが,ましなことがある。
註:養豚家の両親は共に京都生まれだが, 養豚家は東京へ出て来てから小学校で標準語を習ったので, 話をしているだけでは,誰も養豚家が東京人だと信じて,疑わない。
- 中国語教育,特に発音教育で有名な日中学院を設立した故倉石武四郎博士は, 日本におけるまともな中国語教育の嚆矢である。この院長の方針で,日中学院では日本人も発音を教えていた。養豚家もしばらくの間,初級の教師として発音練習を手伝ったことがある。
- 音韻学の研究結果によると,外国語の発音を教えるには,教える側が正しい発音ができると仮定して, 教える人は以下の順序の人が有利だそうである。
- 習う人に母国語を教えた人(多くの場合母親,次に父親や祖父母・姐兄など)
- 習う人と同じ地域で育った人(学校の先輩や土地の人,関西・関東といった地域)
- 習う人と同じ言語を話す人
- 習う人の言語を習得したnativeの外国人で,音韻教育の知識や経験がある人
- 習う人の言語を習得した普通のnativeの外国人
- 習う人の言語ができないnativeの外国人
- もし,養豚家の中国語の発音が通用するなら,自分の子供や妻に中国語の発音を教えたのは, 正しいことだったのだ。
註:養豚家自身の発音は,日本人と結婚した中国人女性(友人の母親で,とても上手な日本語を話す)と日中学院の先生(日本人でその後東京外大の先生になった)に教わった。正解に近い選択だった。
☆ 発音は口移しでないと覚えられない
- 結婚して二六時中naitiveと一緒にいれば,口移しだけでも可能。しかし,発音の矯正をしてくれないと意味がない。
専門家でない普通の外国人は,聴いて解ればよしとして,発音を直してはくれない。われわれが日本語を教える時も同じ。
- 発音は,他の身体運動と同じで筋肉と小脳のtraining。字を書くことや水泳・自転車に乗ることと同じ。科学的な段階を踏んで訓練すれば,必ず出来るようになる。
ただし習熟し易い年齢がある。大人になってから水泳を覚えるのは大変だが,ちゃん教わればだれでもできる。
註:養豚家は40歳で運転免許を取ったが,毎年1万km程度走っても無事故無違反を続けている。
- 発音は,音韻と発声の関係を科学的に理解し,自分で口や舌,喉を動かして,音の大小や高低を調節すれば,口移しで真似るだけより,よっぽど早く正しい発音ができるようになる。
☆ 発音は科学的訓練をしないと自己流で固まる,固まると修正にはたいへんな努力が必要
- Trainerが必要なのだが,発音教育の専門家にそう長時間密着できないなら, 自分で 科学的訓練をする。
- 歳をとってからの発音練習は,四十の手習いである。理解を伴わないまま,発音教育の専門家でない人に付いて,週に数回くらい練習しても,なかなか上達しない。
そのうちに,自己流の発音が小脳で固まってしまい,修正不能となる。Caltureオバさんや養豚家のようなcaltureオヤジに多いtype。
- 18歳前に始めたのなら別だが,大学の第二外国語で適当にやって30歳過ぎると,発音が自己流で固まる可能性が高くなる。
- 20代後半から外国留学しても,正しい発音訓練を受けないと,おかしなまま固まる。日本に来ている多くの留学生を見よ。日本での日本語の発音訓練が,科学的でない証拠だ。
☆ 聴いた単語(音)を大脳で理解するには
- 大脳生理学の研究結果では,音声の認識は,自分の脳内に保存されている単語(音)と聴いた単語(音)を, 高速かつ同時に比較することでなされている,と考えられている。
- その際,脳が単語(音)を分析する手段としては,自分が発音する際に動かす筋肉への神経指令を,聴いた単語(音)を元に再構築し, その動きが同じならその単語(音)と判断するようである。
具体的には,単語(音)を聴くと同時に反復発音しようとし,その神経指令が自分の知っている単語(音)の神経指令と一致すれば,その単語(音)であると決める。
- これは若い人には有利である。だから,卓球の福原愛選手の発音がどんどん上達するのだ。
- 実際,発音が多少いい加減でも,聴き取りは何とかなる。これは,大脳では正しく指令が出ていると解釈できる。
問題は小脳にある。理屈は解っていても逆上がりがなかなかできないのと同じ。
- この原理により,聴き取った音声を,意味が解らなくても反復する訓練をすれば,より容易に聴き取りが出来るようになる。でも頭では一応正しい中国語の発音をしないと無理。
- 上記の理屈から,発音が上手くなると聴き取り能力が向上する,ということが言える。
- まず正しい音をよく聞く
- 自分の発音との違いを理解する(大脳の神経を組み立てる)。もちろん録音などの道具を十分に活用する。
- 正しい音と同じ音が出せるように練習(小脳の運動神経を訓練)
- 人の発音が聴き取れる(大脳での聴き取り力の向上)
この項の頭
初心問題
初心問題
発音の初心段階で起きる問題点とその解決
無謀計画
青字での発音の例示は,図々しくも養豚家の発音。間違った発音を示すために敢えてそうしたが,機会を見てnaitiveの若い女性にお願いする予定。請原諒!
【你好,謝謝から覚えると発音が上手くならない?】
☆ 同時に学ぶことが多い
- 日本人にとって中国語の発音が大変なのは,一度に出来るようならなければならない事柄が多すぎるから。
「声調(四声),日本語にない母音・子音(捲舌音,有気・無気音,他),pīnyīn(拼音),簡体字」
- 中国語を習う時,なぜか最初に, nĭhăo(你好),xièxie(謝謝)を練習する。
するとこれが何と中国人に通じるので,できたつもりになる。
- それはそれで,初心者にとって励みにはなる。ところが,それでいいと思っていると,いつまで経っても中国語らしい発声はできない。
☆ 「好」をnativeに近づける
- 長めの hăo!(好!)を聴くとよくわかるが,/h/の音は,息を喉で擦らせて出す独語の/h/の音と似ている。
- 日本語の「ハーオ」でも十分通じるが,nativeらしくは聞えない。
- じつは,/h/の音が喉を擦る音になるのは,北方中原方言地域の特徴である。
上海など呉方言やさらに南方の方言では,日本語の「ハ」と同じように喉を擦らせる音ではない。
- さらに,/ao/は二重母音。特にこの/o/の発音は/u/に近い。
発音記号で表すと幅の広い音[U] がこれに相当する。
/u/の発音の口が締らない日本人は,人によってはむしろ「ハーウ」と発音した方が中国語に近いかもしれない。
☆ 「謝謝」は意外と難しい
- 「xiè(謝)」の/iè/は二重母音である。
しかも,声調記号は「è」に付いているが, 実際には/ìè/と両方の母音に跨がって発音する。
声調記号は主母音(第3声で発音したときに長く延ばす音)に付ける,という原則を一律適用した結果そう表記したのだ。
- 日本人は基本的に多重母音に弱い。二重母音は長音または2音節以上に発音するか,拗音として発音してしまう。
「xièxie(謝謝)」は「シェーシェー」か 「シェシェ」,「シエシエ」になってしまう。せめて,シィェシィェ」と発音するとらしくなる。
- この例からも,日本語の特徴を知らないままでは,nativeだからといっても,中国人なら誰でもが発音指導ができるわけではない。
【日本人が弱い発音】
☆ 弱点克服は順番に
- 音としては,声調(四声),母音(/i/,/e/,/u/,/ü/),有気・無気音,韻尾(/n/,/ng/),捲舌音,その他の子音(/l/,/r/,/h/,/f/)などが日本語と根本的に違う。
- これらを同時並行的にnativeに近づけるというのは,無謀であることを認識することが始まり。養豚家がお勧めする練習順序:
(1) 声調(四声)
(2) 単母音(/i/,/u/,/ü/,/e/の順)
(3) 多重母音Ⅰ(/ao/,/ian/,/iang/,/ie/,/iou/)
(4) 多重母音Ⅱ(子音+介母/i/が付く音:/ia/,/iao/,/ian/,/iang/,/ie/,/iou/)
(5) 有気・無気音(/b/と/p/,/d/と/t/,/j/と/q/,/g/と/k/,/z/と/c/)
ここで初級段階は終了。捲舌音は後回し。
(6) 軽重(軽声だけでなく強く読むことを学ぶ)
(7) 韻尾(/n/,/ng/)
(8) 子音(/f/,/h/,/l/,/x/他は不要)
(9) 捲舌音(/zh/,/ch/,/sh/,/r-/)
(10) 多重母音Ⅲ(介母/u/と/ü/が付く音:/uei/,/uen/,/ueng/,/üe/,/üe/,/iong/,他は練習不要)
- 養豚家はどう自己訓練したかは,以下順次紹介。
ただ,誰もが同じようにうまく行くとは限らない。
発音の例示を聴けば分かるように,養豚家の発音も少しは通用するが,まだまだなのだ。
☆ 日本語とは異なるその他の点
- 一つ一つの音節(中国語では音節ではなく「字」ということが多い)は,基本的に同じ長さで発音。
この点では,自分の英語の発音がある程度正確なら,訓練する際に大いに助けになる。
実際的には第3声がいちばん長い,次が第1声,第2声と第4声は短く発音する。
気持ち的には長さの比は,1.5:1:2:1.5と思って発音すればよい。
- 辞書には軽声以外の記載はないが,実際には強弱accent(stress)がある。
これが合っていないと,中国語として聞えない。
- 日本語のように助詞で意味を切ることが少ない。英語のように語尾変化で意味を切るのも難しい。会話での意味の切れ目は,息を入れたり,音を瞬時止める(停頓)ことで実現。
【発音訓練の実際】
☆ 外国語をやるには,呼吸法と発声法を訓練する
- 発声法はnativeらしい発音の基礎。さらに,発声法は呼吸法と密接に結びついている。
出だしにも述べたように腹式呼吸の体得は必須事項。
- ただ,siteのpage上では呼吸法の訓練は書くことができない上,養豚家はそのことに詳しくない。
註:もちろんその他のこのsite上の内容もすべて受け売りであることは明らか。
- 声楽とまでは行かなくても,唱歌や演劇で発声法の訓練をしたことがある人や,有酸素運動を要求するスポーツをやった人は腹式呼吸を会得しているので,中国語の母音や有気音の発声に,それほど苦労しない。
気功術・太極拳や少林拳など,健康法や武道をやっていれば,マラソンのような厳しい運動でなくてもよい。
- 中国語向けの発声法はあると思うが,それ以前に呼吸法を体得するべきである。
- 声楽でも言えることであるが,高い音(第1声)は音を鼻腔にも響かせて出す。低い音(第3声)は音を口腔からだけ出す。
- それじゃ,第2声と第4声はどうするかって?じょじょに音を出す場所を動かすなんてたいへん。
だいじょうぶ,ほとんどの人はこれはごく自然にできるが,うまくできない人は意識して訓練する。
- 子音のところで詳しく議論したいが,有気音は調音点で止めた息を横隔膜の力で吐きだすときに出るが,気分としては喉に力を入れて息を止めておいて,子音から母音へ移る間にその息を破裂させる。
- 発声法に関しては文字に書かれた情報や録音だけでは訓練できないので,関心がある方はご連絡をいただきたい。養豚家もご教授願う部分が多々ある。
☆ 中国語らしくするにはまず声調(四声)の訓練
- 発声法が正しく身についているとして,養豚家の体験から思うに,まず声調(四声)を完全にする訓練が,いちばん大切。
養豚家は,中国語を習いはじめたころに覚えた単語の声調(四声)は, 徹底訓練していなかったので,いまだに不確か。
- 声調(四声)は科学的訓練方法が必要。この点では今思うと,「非常慚愧!」
声調(四声)をどう身につけるか
☆ 次に母音の訓練が重要
- 中国語を学び始めた人は,ほとんど全員が捲舌音など日本語にない子音に目を回して, いきなり捲舌音を習得しようと無駄な努力をする。
- 捲舌音など出来なくても十分nativeである。 故毛澤東中国共産党主席の演説の録音を聴くと,「tóngzhìmen(同志們)」がどうしても「tóngzimen(童子們)」に聞える。
- 毛澤東は湖南省の中農の出身であり,それなりの教育を受けていたが,北方中原方言域の外れ(湘方言域)に育った彼は,その後の活動も南方が主体であったため,北京地方を中心とする捲舌音を身につける暇はなかったのだ。
でも中国人は,彼の演説を聴き難くはあっても,意味は分かったと思う。
- 胡錦濤党主席は江蘇省出身であり,呉方言が主力の地域である。彼の捲舌音は舌先が歯茎に近づいている感じがする。
- 英語でもそうであるが,母音が聴き取れないと相手に通じない。特に二重母音や三重母音が出来ないと話にならない。声調(四声)の次は,母音だ。
- ちなみに鉛筆を口に横に咥えて子音がまともに出ないようにしても,声調と母音がある程度出れば意味が理解できる。
母音が正しくないと聴き取ってもらえない
☆ 耳から聴く理解に必要な軽重と停頓
- 母音と捲舌音,声調(四声)は,何十年かかけてまずまずになった,と勝手に思い上がっている養豚家。でもTVの会話は,ひとつも聴き取れない現実。
- 自分が音で知らない単語の発音は聴き取れない。意味の区切りすら理解できない。TV dramaなど,字幕を読めば簡単に分かる内容でも無理である。
- でも意味の区切りは,単語の意味と文法を知っているだけではダメで,息の切れ目を体得する必要がある。
- まあ,この30秒ほどの中国語を聴いて(音声波形をclick)みて。聴いて意味が分かれば卒業。養豚家?一言も解らない。
でも,どんなに速く喋っていても,切れ目があるのは目で見て分かる。
- 頭の2秒分ほどを拡大。一つずつ切れている。振幅が大きいところは強く発音。
- あまりに速くて気が狂ったら,歌でも聴いて頭を休める。
これなら,養豚家の鈍い脳味噌でも一部分は理解できる。
お経会話はだめ
☆ 子音は気分で聴き取る
- 早くしゃべられると子音は音として聴き取れない。有気音・無気音の区別さえ付かない。韻尾の/n/と/ng/の区別どころか, あるかどうかもわからない。
どうやって聴き取る? 気分!これが唯一の解決策。
- 上の項の録音はTVで番組の合間に「zhŭchírén(主持人)」が喋った生活の知恵。
上記のおしゃべりを一音節ずつ区切って聴いたら,かなりTVを聴き慣れている人でも,母音と声調しか聴き取れない。
- 気分に乗るにはどうする。ひたすら慣れるのみ。 科学的手法はない。
- ただ一つの訓練方法は,自分の発音を正しくすること。
子音は気分で聴き取る (未着工)
この項の頭
無謀計画
この頁の頭
以下未完